岡目八目

私が勤務している介護施設に、デイサービスというものがあります。
介護が必要な高齢者が通ってくる所です。
囲碁をやっていた人が結構多いようです。

囲碁の言葉で「岡目八目」というものがあります。「傍目八目」とも書きます。
つまり、傍らで見ているひとは、囲碁を打っている当人ではわからないような8手先までわかる、というものです。

私は、ケアマネジャーという介護の調整や相談にのる仕事をしていますが、
高齢の方々には、その生活背景に重層的な問題を抱えている人たちも多くいます。

私の職場のケアマネジャーが、結構複雑な課題をもった高齢者の担当をしていました。
私や、別のベテラン職員が話を聞きながら、今後の対応を一緒に考えていました。

いろいろなアイデアが出てきたのですが、当の担当者は「どうして、私が思いもつかないような方法が次から次へとでてくるのか?」とびっくりしていました。
そこで、私は「岡目八目」の話をしましたところ、「なぁ~るほど」と納得されたようです。

別の人の話。
職場で定期的に発行している新聞があるのですが、記事を書く順番が回ってきた職員から「どんなことを書こうか?」と相談をうけました。
私は、思いつくまま4~5の提案をしたのですが、その人も「よく、ポンポンと記事のネタを思いつくものだなぁ」と言われました。

これも、「岡目八目」
自分が記事を書く段階になると、なかなかネタが浮かんできません。
無責任な心持ちで、リラックスしていると、いろいろなアイデアが浮かんでくるものです。

無責任にポンポンと思いつくことができる立ち位置の人は、ある意味とても重要なのかもしれません。
責任をもって、どっぷりつかって取り組まなければならない立場の人は、当然、無くてはならないのですが、傍らで無責任でいいからアイデアを出してくれる人も貴重なのでしょう。
そういえば、シェイクスピアに出てくる「道化」も、当事者ではないのですが傍らで8手先までしっかり見通しているようです。

いま、アレクサスキル開発に取り組んでいるのですが、一通り、基礎的なところは通過したようですが、さぁ、これからどのように進んでいくべきか、計画を作らなければなりません。

8手先まで見通せる無責任な傍観者が、私の横にいてくれたらいいのになぁ!

いないのであれば、まずは、、リラックス・リラックス。そして、ちょっと離れて、無責任な視点から自分がやっていることを覗いてみてみようか!

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