データに関する一般教養は必要?

久しぶりの投稿です。
関東では放送されていないのですが、関西地区では有名な「そこまで言って委員会NP」という番組を見ていました。

みずほ銀行のシステムエラーについての議論がありましたが、銀行関係者の中にシステム構築についての知識・技術を持っている人材がいないことが、根本原因の一つだ、という意見がありました、

実は、介護業界でも、似たような状況があるのです。

先日、エビデンスベースの科学的介護を構築しようということで、各事業所からデータを提出させ、そのデータをビッグデータとして活用しようとする取組です。

データに基づいて介護を分析すること自体は、非常に有用だと思います。

しかし、いくつかの問題があることも確かです。

科学的介護のシステムを「LIFE]というのですが、そのLIFEに関する研修があり、参加しました。
研修の最後に講師に質問をしたのですが、その回答は驚愕ものでした。

まず、ビッグデータといっても、データだけでは何の価値もありません。ビッグデータとマシンパワーとアルゴリズムが一体となり、データの価値が活かされるのです。

しかし、なんということでしょう。
LIFEには、アルゴリズムがないそうです。今は、データを集める時期で、データが集まってその後、アルゴリズムを考えるそうです。
へ〜!どうやって、必要なデータを選択するのでしょうか?明らかにしたい目的があって、データを集めるのが普通の手順でしょうが、目的がはっきりしないままデータだけ集めても・・・

さらに、驚いたことがありました。
LIFEを立ち上げるメンバーの中に、データサイエンティストが一人も入っていないのです。

例えていうならば、家を建てようとして、大工がいない状況で、専門外の人たちが、一生懸命家を建てるための材料を集めて、集め終わった後に、大工を招聘して、「さあ、家を建ててくれ」と言っているようのものでしょう。「この材料では、家は建てられないよ」と言われるのがオチではないでしょうか?

そういえば、アメリカでも同じようなシステムが動いているそうですが、各施設には、データ分析の専門家がいて、送られてくるデータを解析し、フィードバックを行うことになっているそうですが、フィードバックを行う仕組みも出来上がっていないそうです。

つまり、「LIFE」というシステムでは、データを扱うわけですが、データに関する専門家が関わっていない仕組みなのです。
データを扱う以上、データをしっかり扱える専門家が絡んでいないとは、なんということでしょうか?

私が言っていることが、全て正しいと思っているわけではありません。
では、何を考えているか、と言うと、介護という日々の業務では、今のところ、データサイエンスは大きなウェートを占めているとはいえませんが、データを扱うエビデンスを構築しようとしている流れの中で、データのことに無頓着でいていいはずはありません。

銀行業務で、システムの知識がないまま、ベンダーに丸投げして何が行われているかわからない状況下でのシステム障害ではなかったのではないでしょうか?

データや、それを活用する仕組みなどを、私たち国民が、しっかりと評価できる最低限の教養は必要なのではないでしょうか?
ましてや、AIやIOTなどデータ革命が進んでいるこんにち、データに対して無頓着であることは、非常に危険なことではないでしょうか?

そのような問題意識を餅初めまして、少しでもデータの理解を深めようと、我が職場で、データを活用したシステムを作ってみようと、日々コツコツとコーディングしている今日この頃です。